本組織の概要

 本組織は現在,全道17地区,300余名の会員,及び在外会員,教職以外の会員,学生を含む会員によって構成され,国際理解教育の推進,研究を行っており,全道には以下の17の地区組織があります。

   A 札幌  B 石狩  C後志  D 小樽  E 函館  F 留萌  
   G 檜山  H 渡島  J 空知  K 胆振  L 日高  M 十勝
   N 釧路  P 根室  Q 網走  R 宗谷  S 上川・旭川   
                                              

 毎年秋にいずれかの地区で全道大会が開催され,幼稚園から高等学校まで広く授業研究を行い,公開しております。全道大会は例年,数百名の参加があり,国際理解教育に対する関心の高さがうかがえます。


             この項担当 北海道国際理解教育研究協議会 組織部


会の歴史

1.北海道海外子女教師の会 結成

 本会の歴史は昭和52年1月にさかのぼります。52年1月18日,札幌のホテルアカシア(現ライフォート)に於いて道教委主催による初の海外日本人学校派遣教員研究協議会が開催されました。昭和46年度より海外の日本人学校に派遣された先生方の体験を語り合うとともに,現在派遣中の先生方や後に続く人々への激励,お手伝いをしあうということで北海道教育委員会が主催してくださったものです。会には,気境公男北海道教育委員会教育長をはじめ,同指導部長,同学校教育課長,同課長補佐,同研修係長,その他同課の職員の出席もいただき,盛大な会となりました。
 会の開催にあたって気境教育長より研究協議会開催の趣旨と経過についてのご挨拶があり,海外勤務の苦労,努力に対するあたたかいねぎらいのお言葉に参加した11名の先生方は胸を熱くし,感激の至りだったそうです。46年度派遣の先生方から順に体験を発表したのですが,ほとんどが発展途上国の派遣者だったこともあって,その体験は生々しく,鮮烈なものばかりだったそうです。
 この研究協議会終了後,同会場で引き続き結成会が行われ,本会の前身である“北海道海外子女教育教師の会”が結成されました。この会が本会の創設にあたります。発足当時の会員は12名でした。

 その後,昭和52年8月の第2回在外日本人学校派遣教員研究協議会の開催,昭和54年8月の第6回全国海外子女教育研究大会の開催等を経て,昭和62年8月の旭川大会で行われた総会の場で,名称を「北海道国際理解教育研究協議会」としました。
 その間も,昭和55年8月に十勝管内幕別町で開かれた第1回の北海道国際理解教育研究大会の開催を皮切りに,毎年,全道大会が開催されました。


2.北海道国際理解教育研究協議会

 それまでの本会は,帰国教師の会の様相が強かったものから,今後ますます重要視されて来るであろう変革を鑑み,国際理解教育に熱意と意欲を持つ教育関係者と共に歩む会であるための基盤作りに方向性を転換して参りました。
 昭和61年,設立10周年総会に於いて,組織の強化と会員増に対する円滑な運営のため,名称を「北海道国際理解教育研究協議会」とし,帰国教師の会からの脱却を図り,新しい決意のもと,その使命を果たすために授業研究を中心として運営されております。

 会の発足当時から,毎年,全道各地区で全道大会を開催し,国際理解教育の先進的な活動組織として全道各地区の会員の力を結集し,研鑽に励んでおります。

 結果,平成24年9月現在で,全道17地区,400余名の会員,及び在外会員,教職以外の会員,学生を含む会員によって構成されています。

 国際理解教育は,平成14年から完全実施されている総合的な学習の時間の重要な領域として,また新しく導入された小学校外国語活動の先進的な研究実践等を行い、今後ますます発展が期待されております。

 
              この項担当 北海道国際理解教育研究協議会 組織部 

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