忘却に抵抗するドイツ
第1章 記憶を伝える
  1,歴史の授業   第三帝国(ナチス政権時代)を学ぶ
  2,ホロコーストの課外授業『ゲルダの沈黙
  3,市民に伝える記憶
第2章 記憶は変わる
  1,戦後二つのドイツの記憶と歴史認識の変化
  2,統一ドイツと冷戦後のヨーロッパの記憶
第3章 記憶と対話
  1,ゲオルク・エッカート国際教科書研究所を訪ねて
  2,ドイツ・ポーランド教科書対話をたどる
  3,移りゆく時代とともに
第4章 記憶と未来
  1,記憶と平和
  2,記憶と統合
  3,記憶と未来に伝える
おわりに
著者 岡 裕人 氏  現フランクフルト日本人学校事務長 社会学博士(コンスタンチン大)
 9カ国と国境を接しているドイツが、苦難の道を歩み出し、隣国と国交を維持する努力に対して、学校現場からの取材など等、一読する必要性のある書物である。