ハンブルグ日本人学校における実践
                              
                              岡山市立平福小学校
                              教諭  栗坂 祐子
1.はじめに
  北緯53度に位置する ハンザ自由都市ハン  ブルク
  あらゆる生き物たちが眠りから覚める春    きらめく太陽 澄み渡る空 躍動の夏
  色づく木々の葉 風がいよいよ冷たい秋    一面を覆い尽くす寒気の冬 
  ブラームス・メンデルスゾーンを生んだ街    ビートルズが活動した街
  《 ハンブルグ日本人学校紹介ビデオ》
 
2.4年間の実践
  1北ドイツの良さを生かした現地理解教育
      ・ドイツ校との交流活動
      ・校外学習
      ・現地の行事参加
      ・社会科副読本
  2)日本文化伝統の維持と向上
      ・日本人としてのマナー・習慣
      ・日本の行事   
      ・学芸文化発表会   
  3)海外における母国語としての日本語指導
      ・読み聞かせ
      ・群読
      ・日記指導   
  4一人ひとりのよさを生かして
      ・少人数による基礎・基本の徹底   
      ・学級通信
      ・国際児の保護者と
  特別支援教育
      ・情報の入手  
      ・校内の体制づくり
      ・保護者との信頼関係
 
  
   内外の人材活用
      ・校内の人材  
      ・保護者等の授業参加
      ・日本からの来客
  )日本語補習授業校への支援
  現地での実践を支えるもの
      ・幅広い人間関係  
      ・ドイツ語力
      ・日本からの教育情報
 
3.おわりに
     遠く日本から離れて生活する子どもたちに日本と同等の、もっと言えばそれ以    上の教育を保障することを第一に考え、教育活動に取り組んだ。教育環境を整え、    一人一ひとりにチャンスを与えることができれば、子どもたちは無限の力を発揮    することを実感した。
     ゆったりとした時間の中で、手作りのよさや人と丁寧に関わることの大切さを    再認識した4年間であった。これらは、まさに教育の原点であり、日本の教育にも    そのまま当てはまるものである。
4年間の実践のチャンスを与えてくださった多くの方々に感謝し、今後の実践に生かしていきたいと考えている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                    (記録者 鴨方西小学校 教諭 稲田 宏)