「岡山あいフェスティバル2001」
子供のための国際理解フォーラム
2001年10月6日(土)
毎年10月に岡山市の西川アイプラザ5Fホールで標題の会が開かれます。主催は岡山市で,私たちの研究会が協力しています。この催しは,本会参与の片山主計先生がずっと中心になって,10年以上も続いてきましたが,今年は片山先生がアイプラザから生涯学習センターに勤務がかわったこともあり,主催の岡山市国際課国際交流協議会の日程調整が遅れて日曜日がとれず,土曜日の午後になってしまいました。それで,参加者はいつもの半数の30人しか集まりませんでした。
さて,当日の内容は午後2時からの1時間半を2部に分けていました。
まず,ホームステイ経験者の体験談です。岡山市は,友好都市に中学3年生を15人程度毎年派遣しています。期間は1週間程度だそうです。最初は,3年前にブルガリアのプロブディフ市に行った高校3年生の2人の発表でした。写真をスクリーンに映しながら,市街地や史跡を紹介しました。会話は英語で,この経験により英会話の大切さを肌で感じたそうです。次の発表は,中国洛陽市に4年前に行った大学1年生でした。日本語が話せるホストファミリーで安心したということでした。料理の勧め方が日本と違い,日本は出されたものは全部食べるけれど,中国では全部食べたらまだ食べられるということで,どんどんつがれて困ったそうです。お腹いっぱいになったら残したら良いのですね。
第2部では,4カ国の留学生による遊びや挨拶の体験コーナーがありました。インドネシアは岡大のタクディルさんでお金の現物を見せてもらったり,スラウェシ島の踊りを教えてもらったりしました。中国はやはり岡大のホウさんとチョーさんで,あやとりとお手玉蹴りを教えてもらいました。韓国は語学学校のハンさんで,「チェギチェギ」という足の内側で蹴る遊びや,「ユッノリ」という双六を教えてもらいました。 ベトナムからは岡大のヒエンさんで,主に子供達の質問に答えて,北ベトナムには四季があるが南ベトナムには乾期と雨期だけとか,ベトナムのうどんの麺はお米から作るなど教えてくれました。
午前中学校があった子供達は大急ぎで参加したようですがグループの人数が少なかった分,より密接に交流でき,また来年も参加したいという声も多く聞かれました。