平成14年度帰国教員歓迎会
平成14年6月1日(土)に上記の会が,アークホテルで開かれました。当日は武元会長,熊代元会長はじめ43名の会員が出席し総会の後9人の帰国教員から貴重な現地での体験が報告されて有意義な会となりました。 (バンドン日本人学校から帰国された畦崎先生ローマ日本人学校から帰国された櫻井先生は所用のためご欠席でした)
元長重人先生は,バルセロナ日本人学校に派遣されました。赴任当初はバルセロナが揺れていると聞いて,本当に地震があるのかと思ったそうですが,校内の情報管理などの問題が起こっていたので,それもすぐ落ち着き,充実した4年間を過ごされたそうです。また,奥さんは3人目のお子さんを出産されて,良い思い出ができたそうです。
藤枝茂雄先生は,メキシコ日本人学校に派遣されました。メキシコは岡山と縁が深く代々岡山からの派遣教員が続き在留日本人も岡山出身者が多いそうです。また,メキシコ国民も日本に友好的で,常に笑顔で接してくれるそうです。片や日本に帰国し,あいさつが少なく無表情なのにがっか りし,寂しいと感じられたそうです。
乗峯憲悟教頭先生は,カイロ日本人学校に派遣されました。電話の不通や停電は日常的で不便な生活の中にも,バスに乗れば,どこで降りても良いとか,年輩にはすぐ席を譲る,荷物を持ってあげるなどあたたかい国民性だったそうです。また,学校日誌の天気記入欄には,毎日晴れという文字が並んだそうです。
半澤秀行先生は,ジャカルタ日本人学校に派遣されました。昨年度は,6年生を担任していて,修学旅行の前に,アメリカの同時テロが起こり,国民のほとんどがイスラムのインドネシアは,反アメリカとなり,10月から11月に延期したそうです。また,旅行地のバンドンまで行く鉄道の線路が直前に6qも盗まれて鉄として売られたという事件も起こって,ぎりぎりで実施できたということでした。
小原久美先生は,上海日本人学校に派遣されました。岡山からの直行便も週3便に増え,益々身近な上海は,3年間で大変化し,日本人学校も500人が900人と大きく
増えたそうです。帰国後,津島と伊島小で日本語教室を担当し,やりがいがあると意欲的なお話をされました。 | |