ごあいさつ
大阪海外子女教育・国際理解教育研究会(大海研)を代表し、ごあいさつ申
し上げます。
本研究会は、これまでに在外教育施設(日本人学校・補習授業校)に派遣さ
れた教員を中心に様々な活動を行っている研究組織です。
具体的には、5月に帰国報告会、9月に派遣希望者を対象とした研修会、そ
して2月に派遣予定者壮行会と年3回の研修会を実施しています。研修会では
参加者が大陸ブロックに分かれて、既派遣者の本会会員になんでも質問できる
ように工夫をしています。また帰国報告集も毎年一集ずつ発刊し、今年度、第
19 集を数えることとなりました。お陰様で、研修会への参加者も年々増加して
います。
さて、大阪(大阪府、大阪市、堺市)からは例年、概ね30 名ほどの先生方が
海外に派遣されています。その派遣先は多岐に富み、バンコクや上海といった
大規模校から、在籍児童生徒が十数名という小規模校、地域を見てもアジア、
ヨーロッパ、北米、南米、中近東、アフリカ、オセアニアと世界中に広がって
います。また昨今はシニア派遣で世界各国に赴かれる先生方もおられ、派遣経
験者という点からいえば、性別年齢層をこえた豊富な人材ネットワークがある
ともいえるでしょう。
換言すれば、かつてその学校や近隣校に派遣経験をもつ教員が大阪のいずれ
かにはいるわけで、必要な場合には、在外教育施設の教育や職務内容、更には
生活環境に至るまで、あらゆる情報を得ることができることになります。こう
した大阪の「強み」を出来るだけ多くの皆様に還元することこそ、我々研究会
の責務だと考え、日々活動を行っています。例えば「生」の情報をリアルタイ
ムで派遣希望者にお伝えするために、実際に秋季研修会では、大阪から派遣さ
れている教員とネット回線を通じて情報を交流することなどして、人材のネッ
トワークをフルに活用しています。
今後も、派遣教員の帰国後の責任として、国際理解教育をより推進させる力
となり、国際社会に生きる子どもたちを育成していくために、近畿の皆様と実
践交流を通してともに高め合い、つながりあえることを願っております。
そして・・・、本会の活動に少しでも興味をお持ちの皆様がいらっしゃいま
したら、本会主催の研修会にご参加ください。そしてぜひご入会ください。
世界への「扉」が、そこに開かれています。
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