平成25年度在外教育施設派遣予定者研修会のご案内

−経験豊かな先輩帰国教員と家族が出国準備・現地勤務へのアドバイス−  

 

帰国教員の皆様,いかがお過ごしでしょうか。

 さて,来年度の派遣教員が海外へと飛び立つ日が近づいてきました。オリンピックセンターでの研修を終え,日にち刻みの準備が進められていく時期です。近年は,インターネットやデジタル機器の普及があって情報が得やすくなりました。現地とのやりとりもメールで頻繁に行われ,質問事項は遠慮なく送ってよいという案内を受ける場合もあると聞きます。かつては「業務に支障を及ぼすので,現地との連絡は代表者が内容を精査の上,時差を考えて礼をわきまえた国際電話をするように」という指示がありました。隔世の観があります。

 しかしながら,出国までには様々な課題があります。現職の方は,年度末の業務の遂行と来年度への引き継ぎ,渡航用の荷物の整理と気持ちの休まる時がないでしょう。

 大海研・市海研では,赴任を控えた皆様とご家族が少しでも安心していただけるようにという考えから,標記の会を行っています。

 先輩派遣教員として,あなたのご協力をお願いします。ぜひ,後輩達を送り出そうではありませんか。

 なお,この会は在外教育施設派遣希望者の研修の機会とも位置付けています。実際に派遣の決まった方の思い,また行政の立場にある人や派遣経験者のその方達への期待を生の声として知ることができる絶好の機会です。

当日は,帰国者や現在派遣中の方の声を集めた『帰国報告集第14集』,講師のレジュメ,先輩派遣教員からのレポート等を資料としてご用意します。どうぞご期待ください。

 

 

1 日  時   平成25年 2月23日(土)10:00〜12:30 参加者の入場   受付風景

 

2 会  場   なんば道頓堀ホテル(通称道頓堀ホテル)

             所在地:大阪市中央区道頓堀2-3-25

             電話番号:06−6213−9040

             最寄り駅:市営地下鉄「難波駅」25番出口から徒歩3

 

3 主  催   大阪海外子女教育・国際理解教育研究会(大海研)

          大阪市海外子女教育・国際理解教育研究会(市海研)

 

4 後  援   大阪府教育委員会

          特定非営利法人 全国海外子女教育国際理解教育研究協議会(全海研)

 

5 内  容  

(1)  開会行事 100010:15

主催者あいさつ 野村 晃一 大海研会長  


来賓あいさつ  大阪府教育委員会事務局 教職員人事課 参事 阪本 庸広 様  


                 関西帰国生親の会 かけはし 岡本 洋子 様   


 (2)  実践報告  「在外の勤務を意義あるものにするために」 102011:20

東大阪市立鴻池東小学校 松 村 晃 男 教諭

              (元 ブカレスト日本人学校2004年〜2008年派遣)







 

   

松村先生の実践は,まさに“人権教育の大阪”を代表する取り組みでした。人権教育のみならず,複式授業の実践として見逃すことができません。「右手に1年生の国語の教科書,左手に2年生の国語の教科書。日本語で音読指導をし,ルーマニア語で指示を出し,そして,子どもたちどうしは英語での会話を試みていく。こんな楽しい授業風景がありました。」(「平成20年度帰国報告集 第11集より」)
その実践に貫かれているものは,子どもたちへの敬意でした。

 

(3)  大陸別何でも相談「派遣経験者とその家族がお答えします」11:3012:00





 

生活と健康の話題を中心に派遣経験者が家族・配偶者を交えて質問に答えました。派遣先大陸別を基本に,中国,東南アジア,中東,中南米,北米,ヨーロッパの小グループに分かれての相談会となりました。派遣前に準備しておくことなど,現地での生活や健康面についてなど,和やかな雰囲気の中で,しかし,派遣を前にした緊張感たっぷりの話し合いとなりました。
もっと時間がほしいというご意見には,今後本会としてもお応えしなければと,策を練っています。

   
←左 会場内の様子          
       右→  ピンク:参加した派遣予定者名と派遣先 ブルー:派遣経験者と派遣先

 

(4)  指導講話 120012:15

*講 師 大阪市海外子女教育・国際理解教育研究会 会長  臼 井 淳 

                            (現 大阪市立西淡路小学校 校長)





 

「派遣教員の課題」について,実例をもとにしての講話でした。
オリンピックセンターでの研修からさらに具体的に大阪の教師として心しておくべきことについての話題を提供しました。
在外の現場では,一体何が起こっているのか,自分はそこにどう働きかけていけばよいのか,じっくりと考える機会となりました。

 

(5) 閉会行事 122012:30

主催者謝辞 角 保宏 大海研副会長 

       * 研修会の感想を皆様からお聞かせいただきました。別ページにてご紹介します。 

 

◇ 司会:大海研 中西俊文 大海研事務局次長 

 

6 参加対象   ・次年度派遣が内定した方及びそのご家族。

・派遣教員をめざしている方及びそのご家族。海外子女教育や国際理解教育に
関心のある方。本会の役員・幹事・会員。

 

7 そ の 他   資料代および会場費 1000円(大海研会員・派遣予定者と家族は無料)   わたしも,お勉強しているよ。

 

 

 

 

<平成25年度 在外教育施設派遣予定者教員・家族 壮行会 次第> 

 

主 催:大阪海外子女教育・国際理解教育研究会(大海研)    

                  大阪市海外子女教育・国際理解教育研究会(市海研)

日 時:平成25年2月23日() 12:45〜15:00

会 場:上記研修会に同じ

 

(1) 開会挨拶(12:35〜) 角 保宏 大海研副会長 

(2) 来賓挨拶(12:40〜)

公益財団法人 海外子女教育振興財団 関西分室 山岡荘平 教育相談員 様

(3) 乾杯(激励の言葉を添えて)(12:50〜)市海研 臼井 淳 会長(大海研副会長)

(4) 派遣教員の紹介と抱負@ <以降 会食しながら>

(5) 激励の言葉 先輩派遣教員 

(6) 派遣教員の抱負A 

(7) 激励の言葉を添えてお開きの挨拶(14:50〜)大海研 野村晃一 会長

 

 ◇ 司会:大海研 矢橋良栄 副会長