2015年(平成26年) 5月16日実施

平成26年度末在外教育施設帰国教員報告会ならびに平成28年度以降在外教育施設派遣希望者相談会の様子

 

◇受付の様子 9:00~9:15 

◇研修会開始

(1)  開会行事 9:159:35                 司会者 山田事務局次長  

 ・主催者あいさつ 大阪海外子女教育・国際理解教育研究会 会長 臼井 淳 
キーワードは 覚悟 激務 プライバシーなし 経験を活かす   
 

 ・来賓あいさつ  NPO 全国海外子女教育・国際理解教育研究会 藤内 博 様
  キーワードは 現任校で欠くべからざる存在となる。「今」と在外教育施設はつながっている。

公益財団法人 海外子女教育振興財団関西分室 教育相談員 森本 昭憲 
 キーワードは 児童生徒の帰国後に学校不適応やいじめを招いた「先生の理解と力のなさ」

 

(2) 在外教育施設での実践報告・質疑応答 9:3510:3560分) 内訳:報告(20分)+質疑応答(10分) 
  ・報告①  前 在ミャンマー日本国大使館附属 ヤンゴン日本人学校 教諭 松居 健彦 様(現 泉佐野市立佐野中学校)

 ・事前インタビューより 「経済活動の躍進で知られるミャンマーですが,マスコミで報道されるものと生活してみての実感には大きく隔たりがあります。一言でいえばカオス:Chaosです。現地で奮闘する邦人の皆さんとの刺激的な日々は,教育実践とともに現在の私につながる財産です。(文責 事務局)
     参加者の姿 1 

 

 ・報告② 前 カイロ日本人学校 教諭 松井 良頼 様(現 東大阪市立石切中学校)

 ・事前インタビューより 「エジプト,しかもカイロといえば『アラブの春』に始まった大きなうねりの中心地です。そういう土地に立地する日本人学校での安全対策,帯同家族とともに現地生活の中で感じた危機管理のありかたについての話は欠かせないと思います。」(文責 事務局)
    参加者の姿 2 

<参加者の皆様には次の3点を中心に聞き取っていただけたと考えます> 詳しくは「感想文」へ

  ➀ 任地と教育施設の紹介:任国の特徴のとらえ方や邦人の在留目的など。(この辺りにあまり詳しくないと判断された方は,10月31日(土)の希望者研修会にお越しいただくか文部科学省「クラリネット」での学習をお勧めします。)

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/002.htm

 

  ② 任地での教育実践と現地生活の報告:当該教育施設の設置目的や特徴的な実践,あるいは日本と同等の教育実践がどれくらい行われているのか。また,現地生活について,在留邦人同様に派遣教員が現地生活にいかに適応しているか。

   ③ 派遣希望者=受験者へのメッセージ:実際に派遣された方が派遣前,とりわけ受験前にどのような思いでいらっしゃったのか。

---------―――――-----――――― 10分間休憩 ――――――――――――――――――――――

 

(3) 筆記問題や面接での質問事項からわかる「期待される派遣教員像」 10:4511:05

    講師: 野村 晃一  (前 大海研会長) キーワード 面接官経験者として思うこと。行きたい人を送るのではなく現地が求めている人を送る。詳しくは感想文へ

(4) 帰国者と受験希望者との懇談会  11:051205 途中に席替えの機会を2回とりました。

・現在の所属地域別に懇談会(30分)

   「豊能・三島」「北・中河内」「南河内・泉北・泉南」「大阪市」「堺市」

  所属地区ごとの集まりを持てたことはよかった。受験者同士の交流になった。親しみが増した。との感想や,地区ごとの応募状況の特色(例:大阪市は派遣人数が少なくなり選考が熾烈化)が話題に上りました。

・帰国した派遣教員の赴任国別懇談会(15分×2回)

  「中国・韓国」「東南アジア」「西アジア・中東・アフリカ」「ヨーロッパ」「北アメリカ・オセアニア」「南アメリカ」で出された質問の一覧です。
*派遣前の準備:派遣教員志望の動機/持参した金額とその調達方法/英語力の必要性

*派遣中の日常生活:医療設備,施設の信頼性/治安状況と情報の取り入れ方/生活習慣の違い/現地語会話能力の必要性/不幸事があった時の対応/配偶者の生活/妻子が「保護者・生徒」の立場になることへの対応/休日の過ごし方/派遣教員の私的な生活が話題に上ってしまう背景/現地日本人会との関係づくり/邦人コミュニティの善し悪し

*帯同家族について:子どもを連れての派遣への配慮/子どもの立場での日常生活の様子/保護者である現地駐在員達の日常生活との比較

*任国や地域の特性:学力の二極化傾向について/在外において英語科教員が感じるプレッシャー

*現在の教員生活との差異:現地理解教育の実践状況/現地社会との交流状況/生活指導の特徴/小規模校での複式指導のあり方/免許外教科指導の実情と教材研究のあり方/書籍の購入方法/大模校での学年間連携のあり方/通知表の違いの有無/補習校と日本人学校との違い

*帰国後:地域貢献のあり方/派遣経験を活かした教育実践

 

(5) 閉会行事 12:0512:25

主催者 あいさつ  大阪海外子女教育・国際理解教育研究会  副会長 藤尾 治仁 

諸連絡 10月31日に開かれる派遣希望者研修会+近畿海外子女教育・国際理解教育研究会大阪大会の案内と感想文回収を行いました。 参加者の感想文集は後日アップロードします。

 

◇閉会後、平成27年度 大海研総会 を行いました。
 

      大海研会長より(臼井会長)

      平成26年度活動報告(中西事務局長)

      平成26年度会計報告(五十嵐会計)

      平成27年度大海研役員・理事・事務局員等の担当について

      平成27年度活動計画案(中西事務局長)

      平成27年度予算案(五十嵐会計)

      近海研(近畿ブロック大阪大会)について

      事務連絡等

◇役員理事会 

  案件:近海研(近畿ブロック大阪大会)の1次案内(案)検討と諸準備の進捗状況確認

 

 

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